ハーバード白熱教室

NHKで観た。スーパー面白かった。
哲学者カントの思想の講義。
一部だけご紹介。しかしまぁついて行くのがやっとだわ。
道徳性の価値の基準
義務vs傾向性
A.道徳性の価値は義務に従ったときのみにある。
良い例は、
買い物に不慣れな客に店主がつり銭を渡すとき、
客はどうせ気づかないのだが、
1.もしばれた場合の店の評判を気にするという理由にて、
正しくつり銭を渡した場合には道徳的価値はない。
2.道徳的義務に従って、正しいつり銭を渡したときのみ、道徳的価値がある。
1の場合は行為の正当性は他の目的のための手段となっている。
2の場合は行為自体が目的である。
B.自由意志
自律VS他律
他律とは他の要素が介在することによって決定する意思決定。
腹が減ったから好きなものを買って食べるは、
食欲等本能によって影響を受ける決定であるので、他律となる。
コマーシャルを観て、清涼飲料水を買うのも他律である。
普通に生きていることも他律である。なぜなら多くの人は生きることに喜びを感じており、
いくつでも、生きる理由を見つけることが出来るから。
(傾向性に似ている。)
自律の自由意志とは、とても辛い人生で生きる理由を見つけることが出来ない場合でも、
道徳的義務によってのみ生きる決定をしている状態等をいう。
もしくは利己益を目的としない行動を自律と呼ぶ。
(道徳的義務に似ている。それ自体が目的)